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本日のおすすめワイン~シャトーヌフ・デュ・パプ・ラ・ベルナルディン 2012
あと1ヶ月は台風シーズンってこんなの今まであったっけ?と思ってしまう今日このごろ。
こんばんは、冬馬です。
本日のおすすめワインは、シャトーヌフ・デュ・パプ・ラ・ベルナルディン 2012。
13,000円
エチケットとして点字が印刷されている事でも有名なシャプティエ社のワイン。味わいは繊細な香りにコーヒーやシナモン、余韻は黒胡椒を潰したような辛口なニュアンスのあるワインです。
ここで、シャトーヌフ・デュ・パプ・ラ・ベルナルディンが作られている、コート・デュ・ローヌという地域について。
コート・デュ・ローヌはフランスで一番古く、北と南で分かれていて、およそ東京から名古屋ぐらいの距離(およそ200㎞)で縦に長いワインの生産地です。
ローヌ北部
ローヌ南部
ワインは北と南とでは特徴が大きく異なり、北の品種は、ルーサンヌ、マルサンヌ、ヴィオニエ、シラーなど、高級品が多いです。そして、畑の環境は険しく、お茶畑のような急斜面で作られていて、白が多く、味わい単一でいてすっきりとした酸がありシャープ!
一方、南の品種は、ムールヴェードル、グルナッシュ、ガルナッチャなど、どちらかというと高級ワインというより、中級、普及品としてのワインが多く、畑も平地。赤が多く、品種を混ぜる!白はもったりとした酸のキレが悪いものが多いと言えます。
北は険しい場所でぶどうを育てるので、高齢者の作り手は大変らしく、若手の作り手が入ってきたり、バトンタッチをしているようです。
ローヌ全体では、ボルドー、ブルゴーニュといった生産地に比べて、どちらかというと中級、普及品の地域になります。昔は農作物として勘で作ってた地域だったのですが、今は新しい生産者も入っていて、ジーパンにTシャツといった、オーストラリアのようなラフな感じで作ってるそうです。
ちなみに、ローヌでは、シラー(赤)が代表品種なのですが、このシラー、元々は4世紀にペルシャ(現在のイラン)から木を持ってきたという説もあるようです。そして、何年か前の話ですが、アメリカではこのローヌのワインの人気がでて、そのローヌの品種を一括りにして、ローヌ・レンジャーと呼んでいるそうです!アメリカらしいといえば、らしく、笑えます!!
さて、当店は本日も20時よりオープンしております。
足元の悪い週末ですが、新宿三丁目出口(C8)にほど近いので、雨にさほど濡れずにたどり着けますので、新宿三丁目、新宿二丁目、新宿御苑付近でバーをお探しでしたら、ぜひ当店へお越しください。
ご来店お待ちしております。